Concept

40歳を迎えた頃、私の旅は少し様相が変わりました。できるだけ数多くの国々をめぐることが目的だった若い頃とは異なり、繰り返し訪れたい場所が決まってきたのです。

中でも、このサイトをつくるきっかけとなったカウアイ島は、この文章を書いている2018年時点で、20回ほど訪れています。「Garden Islander(ガーデン・アイランダー)」という名も、私が出会ってきた、宝物のような島の友人たちが由来です。

なぜ、カウアイなのか。NZやフィンランドなのか。なぜ、惹かれるのか。
ほぼ直感で選んだ、これらの島々に訪れながら、ある共通点に気がつきました。

それは、日本と“自然の感じ方”が似ていること。「ことば=文字や音」の特性が同じ、ということ。

どの国も、先住民の言語文化が大切に受け継がれていますが、これらは日本語のつくりと、とても似ています。

日本の神代文字は、ヘブライ文字やフェニキア文字をはじめ、南米の地上絵やポリネシアの象形文字などにも共通点が見られ、世界の文字の源ともいわれていますが、その成り立ちには、「音・波動」があるように思います。

ポリネシアの人々は、自然の音、たとえば、川のせせらぎや、虫の声、そういったものに、色や会話を見ます。雑音や騒音だとは思わない。
私たち日本人が、神を森羅万象に感じるように、彼らも、自らを自然の一部ととらえ、自然から学んだ知恵や文化を受け継いでいます。

意外かもしれませんが、フィンランド語も、必ず母音を発声するなど、日本語と似ているところがあるんですよ。先住民サーミの言葉は、自然をあらわすボキャブラリーの豊富さが際立っており、日本人が雨を400以上の呼び名で表現する感性とも共鳴していると思います。

島々を訪れて、現地の友人たちと自然の中にたたずむとき、外見や言葉は違っていても、感じ方には通じ合うものがある。同じ美しさを見て、嗅いで、味わっていることを実感します。それは、私に深い安堵を与えてくれ、世界がひとつになるような、温かく新鮮な感覚を呼び戻してくれます。日本から遠く離れていても、故郷のような懐かしさを感じられるなんて、素敵。

これらの共通点に気づいてから、繰り返し訪れる旅が、断然、面白くなってしまいました。
他にも、自生の野草、ハーブを生活の中に取り入れる知恵など、自然と上手に付き合う術にも、学び、習いあえることがたくさんありそうで、ワクワクしています。

Garden Islanderも、私の新しい旅も、まだ始まったばかり。
楽しい発見は、どんどんシェアしていきますね。
よければ、ご一緒に、旅しましょう!

2018年2月18日 Hana Hayashi

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